『司馬法:兵法 武経七書』の紹介
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この『司馬法』は、『兵法武経七書』として古くから日本でも親しまれております。
また、著者とされる司馬穰苴(しばじょうしょ)は、史記の記述から推測すると『孫子』の著者である孫武よりも古い時代の人物です。
そのようなこともあり、この司馬法は、少なくとも後漢の時代くらいまでは最も権威のある兵法書とされていたようです。
内容としましては、前半の二編、仁本第一と天子之義第二には、「戦争のあるべき姿」が書かれております。
反戦主義者の方も主戦主義者の方も、「戦争とは何か」「正しい戦争はあるのか」について深く考えていただけます。
後半には、『孫子』の原型とも思える戦術に関する記述があり、文字通り「兵法書」として大変興味深い内容となっております。
本文に関しましては、書き下し文付きの全訳となっておりますので、安心して読んで頂けます。さらに、付録として『史記』より、作者とされる司馬穰苴の列伝を付しました。