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平田 圭吾のページ

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翻訳本 六韜 少しずつ紹介5『龍韜』

武経七書

 

龍韜 ダイジェスト(要約)

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王翼第十八 兵事の人材配置

 戦に欠くことのできない人材とその役割

「将に股肱羽翼七十二人有り。」

十八種類の役職とその具体的役割が明らかに。


論将第十九 五材十過

 将軍に必要な資質、五材。

資質の行き過ぎた過ち、十過。

今も昔も変わらぬ、リーダーに求められる資質とは?


選将第二十 不応十五と八徴

 王者が将軍の選定を誤ればたちまちにして国は亡びる。

「夫(そ)れ、士の外貌(がいぼう)、衆情と相(あい)応ぜざる者十五有り。」

人材評価は、外見や皆の適当な感想でできるものではない。

うわべを飾る小人もいれば、見た目の劣る聖人もいる。

八徴によってこれを真に見分けよ。


立将第二十一 将軍の受任

 「国は外より治むべからず、軍は中より御すべからず」

将軍の受任式に、君主と将軍の間に取り交わされていた約束が明らかに。


将威第二十二 大を罰して小を賞す

 将軍(リーダー)の威光は賞罰にこそある。

「殺すは大を貴(たっと)び、賞するは小を貴ぶ。」


励軍第二十三 礼将・力将・止欲将

 将軍が一人贅沢をしていれば兵士は将軍のために闘わず、

将軍が一人快適に過ごしておれば兵士のコンディションを知ることはできない。

リーダーたる将軍が特別待遇を受けていれば、軍の敗北と皆の死に直結するのだ。


陰符第二十四 暗号の符

 インターネットも電話もない。

しかも軍の重要機密を敵に知られるわけにはいかない。

遠く離れた者同士の連絡方法、それが陰符。


陰書第二十五 暗号の書

 陰符では明らかにできない複雑な連絡には暗号文が使われていた。

「敵の聖智と雖(いえど)も、之(これ)を能(よ)く知ること莫(な)し」


軍勢第二十六 戦術は事後

「 勢は敵家の動に因(よ)り、変は両陣の間に生じ、奇正は無窮の源に発す。故に、至事は語らず、用兵は言わず。」

その戦術が前もって語れるものでないからこそ、その将軍は勝つ。

「夫(そ)れ、将は言わずして而(しか)も守る所の有る者は神なり。見ずして而も視る所の有る者は明なり。」


奇兵第二十七 戦術の道理

 「古(いにしえ)の能(よ)く戦う者は、能く天上に戦うに非ず、能く地下に戦うに非ず。其の成と敗、皆神勢(しんせい)に由(よ)る。」

多岐にわたる兵の道理をわきまえてこその将軍であり、だからこそ国の命運は将軍の両肩にかかる。


五音第二十八 音で知る

 敵陣から聞こえる音を頼りに敵の内情を知り、攻撃方針を決める。

一見非合理にして不可思議なこの方法にも合理性がある。

「古の三皇の世、虚無の情、以て剛強を制す。文字有ること無く、皆五行に由(よ)る」


兵徴第二十九 戦わずして敵を知る

戦う前から勝敗の行方は分かる。 

野戦での勝負の徴として、強徴・弱徴・大勝徴・大敗徴の四つがある。

また、攻城時の勝負の徴として、城から出ている「気」を見て知る、死灰気・北気・西気・南気・東気・復気・覆気・高気・大輔の九つがある。


農器第三十 農器は兵器

 「戦攻守禦の具(そなえ)、尽(ことごと)く人事に在り。」

平和な世の中に戦争の道具はいらない。

工夫を凝らして人事に取ることこそ、真の富国強兵の道。

 

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