『こんなにおもしろいファイナンシャルプランナーの仕事』を読んで
読む価値はあるか
最近テレビでファイナンシャルプランナーという人をよく見かけるようになったので読んでみた。
この本自体は、図書館で借りたのだけど、申し訳ないが1500円の価値はない。情報量が少なすぎる。
ただ、内容としては大げさな部分が少なく、露骨な宣伝臭もなく悪い本ではないと思う。
ファイナンシャルプランナーとして独立したい人、あるいはファイナンシャルプランナーの資格を取りたい人には役に立つ本と思う。
ファイナンシャルプランナーとは何か
まず、ファイナンシャルプランナーは、お金の専門家ということで、お金目線でのライフプラン作成が本業であるようだ。しかし、普通に考えていただければわかるように、そんなことは誰でも自分でやるものなので、基本的には、大して仕事はないと言える。
しかし、家や不動産や高額な新車を買う、保険を選ぶ、株式など証券で資産を運用する、ということになれば、このときばかりは、ファイナンシャルプランナーに相談を受けたほうがいいかもしれない。知らない人がハマりやすいのは、複利計算と単利計算の雪だるま額の違いだろうけど、たぶんそういったことも説明してくれるのだろう。
これらのことから、不動産屋、法律関係、保険営業、金融関係などの付随としてこの肩書や知識があると役に立つくらいと思われる。また、実際にそうであるみたいだ。
ファイナンシャルプランナーの欠点
とはいえ、ファイナンシャルプランナーの致命的な欠点は、「収入が安定していて、常識的に収入が増えていけば」という前提のもとにしか話ができないことである。今の時代は、前提が覆ることが当たり前の時代だから、そういった意味では役に立たないであろうと思う。
ファイナンシャルプランナーの顧客(笑)
参考までに、この著者の方の相談料は一時間15000円、顧問となると1ヶ月50000円だそうだ。平均額は、相談料一時間6800円、顧問は1ヶ月15000円だそうである。
こんな高額な相談料を払っていては、本末転倒だ。いったいどんな人が顧問契約するのだろう?と思うのだが、この著者の方の顧客は、「偶然にも」会社経営者が多いらしい。
それで、考えてみると、この情報からわかる顧客像は、とある有名なアニメのテーマソングに登場してくる。赤塚不二夫が原作で、息子が主人公のはずがパパが主人公になってしまっているアレである。
声を出して歌うと笑えて元気が出るので、是非とも実際に歌っていただきたい。
これで~いいのだ~♪
これで~いいのだ~♪
フンフン フフフン フフ フンフン♪
これはわざとなのか?(笑)
メロディも合わせて、このテーマソングを考えた人はすごいセンスだと思う。
本を読んでファイナンシャルプランナーの仕事をもっと詳しく知る