『尉繚子:兵法武経七書』の紹介
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こちらの『尉繚子』は、日本でも『兵法武経七書』の一として古くから親しまれている兵法書です。
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おおまかな内容
『尉繚子』の特色としては、まず、現代日本に言う所の「経済」を重視した記述が多いことがあります。なかでも、当時は未発達で、あまり重きを置かれていなかったと思われる「貨幣を伴った経済」を直接国力や戦力に結びつける記述もあり、この点に関しては、他の武経七書と一線を画していると言えます。これに伴う形で、天下国家に関する記述はわりと多くなっております。
また、よく聞く評価として「厳しすぎる刑罰」がありますが、これは「有無を言わさぬ死刑」によって軍紀を正すための組織論です。
目次と構成
この『尉繚子』は、もともと二十四の篇から構成されています。
それぞれ篇の分量に違いはありますが、これをそのまま目次に反映しました。
ただし、読者様の便のため、適当なところで本文を区切り、書き下し文と現代語訳を交互に記しています。
本来なら一連のものを区切っておりますので、その点ご了承ください。
以下目次
天官第一
兵談第二
制談第三
戦威第四
攻権第五
守権第六
十二陵第七
武議第八
将理第九
原官第十
治本第十一
戦権第十二
重刑令第十三
伍制令第十四
分塞令第十五
束伍令第十六
経卒令第十七
勒卒令第十八
将令第十九
踵軍令第二十
兵教上第二十一
兵教下第二十二
兵令上第二十三
兵令下第二十四