平田 圭吾のページ

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翻訳本 六韜 少しずつ紹介6『虎韜』

 

虎韜 ダイジェスト(要約)

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軍用第三十一 兵器の大数

 戦争に持っていく兵器、野営のための道具、敵を足止めする罠。

36種類の武器兵器とその数について詳細に語る。


三陣第三十二 天陣地陣人陣

陣を作る上での基本的な考え方。

それが、天陣・地陣・人陣。


疾戦第三十三 突撃突破

包囲され糧道も絶たれ、総崩れは必至。

「此(こ)れ天下の困兵なり。暴(すみ)やかに之(これ)を用うれば則(すなわ)ち勝ち、徐(おもむ)ろに之を用うれば則ち敗る」

この包囲を抜け、さらに敵軍を包囲する方法が語られる。


必出第三十四 包囲から出る

敵の包囲はただの包囲ではない。

大軍で押し寄せ、地の利である険阻を味方とし、他国とも連携している。

この絶体絶命の状況からどのように抜け出るのか。


軍略第三十五 備えあれば憂い無し

 川を渡っている途中で川が増水した。一体どうするのか。

「凡(おおよ)そ、師(いくさ)を帥(ひき)い衆を将(ひき)いるに、慮りは先に設(もう)けず、器械は備えず、教えは精信ならず、士卒の習わず。此(こ)の若(ごと)くなれば、以(も)て王者の兵と為(な)すべからざるなり。」


臨境第三十六 陽動戦術

相手の心を疲れさせ、士気を下げてから攻撃する。

陽動戦術の極意とは。


動静第三十七 伏兵戦術

三国志でもおなじみの伏兵戦術。

理想的な伏兵戦術の使い方とは。


金鼓第三十八 奇襲への対応

奇襲攻撃と伏兵戦術、敵からこの両方を同時にしかけられたとき、果たしてこれに対応できるのか。そして、生き残ることはできるのか。


絶道第三十九 地勢を知る

地の利を味方に出来ればかなり有利になる。

それは当たり前としても地の利を得ることもできないときだってある。

それでも損害を被らない方法とは。


略地第四十 攻城戦

孫子』で最も下策とされる攻城戦。

しかし、敵が強ければ攻城戦しかできないときもある。

攻城戦を最も有利に進める方法が語られる。


火戦第四十一 火計への対応

諸葛亮と火計といえば三国志ではほぼ無敵。

しかしそれは幻想・ファンタジー・フィクションに過ぎない。

本当の戦場での火計について明らかに語る。


塁虚第四十二 空城への対応

「見れば分かる」

その城に敵がいるのかいないのかは、「見れば分かる」

これほど当たり前のことなのに どうして見てわからないのか。

 

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