平田 圭吾のページ

翻訳や著作にあたって感じたことなど、漢籍の読み方、本の選び方など(記事の無断使用・転載・複写を固く禁じます)ツイッター@kann_seki お問い合わせ・ご意見などはkeigossa☆yahoo.co.jp

お知らせなど

お知らせなど

売上部数通算3000部突破!

ありがとうございます!

※2018年3月

 

最新刊 

兵法武経七書の一である『李衛公問対』を3/10より販売開始いたしました。

李衛公問対』は、書き下し文つきの全訳となっております。どうぞよろしくお願いします。

李衛公問対: 兵法 武経七書 Kindle版

李衛公問対: 兵法 武経七書 Google Play版

 

 易経一日一言

非常に難解な書物として知られる「易経」の考え方を、毎日分かりやすい言葉で発信しております。読者登録、フォローよろしくお願いします。

アメブロ 平田圭吾の易経一日一言

ツイッター 漢籍名言@kann_seki

 

作品のお買上げはこちらから 

お使いの電子書籍ソフトに合わせて下記のリンクをクリックしてください。

Amazon Kindle

Google Play Books

現在は電子書籍のみ販売しております。電子書籍をご利用でない方は、こちらの記事を御覧ください。全部無料で試せますので、便利かどうかは、試してみて考えるのが一番です。

電子書籍の読み方 1.電子書籍とは? - 平田 圭吾のページ

 

いろいろな本の紹介

ブログ内記事充実のために、近所の図書館で借りてきて読んだ本を紹介することにしました。

分野は多岐に渡りますが、小説は基本なしです。

本の中身をある程度要約して紹介しますので、読んでみたいという本が見つかるかもしれません。

また、新しい知識や価値観との出会いをお手伝いできればと思っております。

本の紹介記事 まとめ - 平田 圭吾のページ

 

お問い合わせご要望はこちらまで

読みたいけど翻訳が手に入らない古典や、新たに翻訳して欲しいタイトルがありましたら、お気軽にリクエストください。参考にさせて頂きます。リクエストから翻訳したものとしては『曹操詩集』 があります。

その他のご要望なども、お気軽によろしくお願いします。

メールアドレスは、keigossa☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)です。

 

平田圭吾について

「こいつ何者だ」と思われる方もいらっしゃるかと思います。 人となりなどは、著作から読み取っていただければ幸いです。

また、簡単に経緯について記事にしました。

hiratakeigo.hatenablog.com

『李衛公問対:兵法武経七書』の紹介

定価は580円と大変お求めやすくなっております。
KindleもしくはGoogle Play Booksを読む環境のある方は、写真下のリンクよりご購入いただき、是非ともご一読ください。


こちらの『李衛公問対』は、唐勃興の名君として名高い唐太宗と、その臣下で中国歴代の名将として名高い李靖(李衛公)の問答形式による兵法書です。日本でも『兵法武経七書』の一として古くから親しまれおります。

f:id:hiratakeigo:20180310171259j:plain

李衛公問対: 兵法 武経七書 Kindle版

李衛公問対: 兵法 武経七書 Google Play版

 

大まかな内容

孫子』の「奇正虚実」といった難しい概念に関する解説などが5割程度、
三国志などでおなじみの「八陣」など当時の陣立てに関する話が3割程度、
残り2割程度がその他人物評などとなっております。

孫子が当時具体的にどのように運用されていたのか分かること、
八陣法といった陣形に関する具体的な話があること、
この二つの点は他には見られない貴重な内容と言えます。

全体的に非常に難解な書として間違いないでしょうが、その分読み応えもあると言えます。

 

構成と目次

本書は、問対上・問対中・問対下の三編構成ですが、
私の方でさらに三つに分け、内容に応じて適宜章分けし、さらに副題を付しました。
編集方法としては、原文(白文)なし、書き下し文つきの全訳となっております。
また、章ごとに解説もつけましたので、理解の手助けとしていただければ幸いです。


問対上 其ノ一
《正兵を以てせん》
《偏箱と鹿角》
《正兵か奇兵か》
《退却は奇兵か》
《奇正は人に有り》
《奇正は時に臨んで制す》
《奇兵は旁らより撃つ》
《分合における奇正》

問対上 其ノ二
呉子の評価》
《算少なきも算無きに勝つ》
《機を握り奇を握る》
方陣の法》
太公望の節制の師》
管仲は王佐》
司馬法について》
《兵家の三門四種》
《兵力の誇示》

問対上 其ノ三
《二広の法》
《戦車の編成》
《番漢奇正の術》
《有制の兵》
《人を択んで勢に任ず》
《中国の勢》

問対中 其ノ一
《奇正と虚実 その一》
《奇正と虚実 その二》
《奇正と虚実 その三》
《番漢の別無し》
《力を治める》
《教えるに三等あり》
《伍法と軍の編成》

問対中 其ノ二
《六花の陣法 その一》
《六花の陣法 その二》
《六花の陣法 その三》
《破陣楽の舞》
《旗の奇正》
《騎兵の運用》
《車歩騎の用兵は一法》
《開方の形》
《李靖の訓練法》

問対中 其ノ三
《五行の陣》
《兵家の陰陽》
《兵家の詭道》
《刑法は愛して後》
《愛が先で威は後》
《赤誠を推し至公を存すのみ》
《間者は繊人の用いるもの》
《主客関係を変ずる術》
《守禦の具を言うのみ》

問対下 其ノ一
《地を選ぶは人事に便とす》
《避忌を以て事宜を失す》
《縻軍(びぐん)と孤旅》
《多方以て之を誤つ》
《攻守一法 その一》
《攻守一法 その二》

問対下 其ノ二
《彼を知り己を知る》
《気を奪うの法》
崩御後に備えて》
《将の将たるか》

問対下 其ノ三
《儀式の本質》
《術数の功を成すは人事に在り》
《大勝を求めず大敗もせず》
《戦わずしてお互いに退く》
《戦うと戦わざる》
《節制の精微を知るには》
《兵を学ぶの三等》

付録:李靖の略歴

李衛公問対: 兵法 武経七書 Kindle版

李衛公問対: 兵法 武経七書 Google Play版

『広告コピーの教科書: 11人のプロフェッショナルの仕事から伝える』(誠文堂新光社)を読んで

広告業界のことがよく分かる本。
いわゆるハウツー本とはぜんぜん違うし、「教科書」というタイトルもハッキリ言って不適切。具体的な指導を施す教科書というよりは、むしろ観念的な教えを示すバイブルと言ったほうが適切。サブタイトルにもあるように、11人の広告業界で有名な人の原稿を集めた本である。

このため、広告業界に興味のある人、電通とか博報堂に就職したいと思っている人、既にそういった業界に身を投じている人、コピーライターに憧れている人、広告代理店に広告を任せようと思っている人、などにとってはかなり良い本だと思う。私はどれにも当てはまらないが、普通に読んでいて面白いと思ったし、「文章を作る」という点で参考になったので、少し本の評価を上げておいた。

 

広告業界とは

まず、そもそも現時点で、「広告」はメディア、あるいはマスメディアの1項目に挙げられるほどの大きな産業分野であり、確か、メディアの1割は広告業ということだったと思う。ちょっと正確な数字は分からないけれど、この産業規模は、新聞に匹敵するか、あるいはその半分程度はある、と言えば、その業界の広さと影響力の大きさが分かっていただけるものと思う。
もっと身近に影響力の大きさを示すと、ジョージアの「明日があるさ」、BOSSの「宇宙人ジョーンズ、このすばらしき、ろくでもない世界」とか、「ウーロン茶は、サントリーのこと」といったコピーは、日本人の90%以上が知っていて、しかも、実生活にある程度の影響を与えていることが分かる。むしろかなりの影響力を持っているのである。これらのコピーを書いた人の原稿もこの本には収められている。

 

広告業界は胡散臭い

また、電通博報堂という社名も出したように、これは一種の名誉回復のための本である。出版は、2015年1月で、忘れもしないオリンピックエンブレムの博報堂の佐野事件の半年後なのだ。だから、かなり厳選して「広告業界のライトサイド」を集めたんだろうなぁということがあからさまだった。

そもそも、私は広告業というものにかなりの不信感を抱いている。というのも、大げさに言うのが広告であり、宣伝であるからだ。同じような理由で、私は、営業職の人も基本的に信用しない。毎日大げさに売り込むことばかりしていれば、根はいい人でも、必ずそういった人になってしまう。この意味で、「広告業のライトサイド」を知れたのは興味深かった。しかし、あくまでも、これは表に出せる「ライトサイド」の話であり、もちろん、この本に出てこない「ダークサイド」も根深くあるんだろうと思う。証拠はたくさんあるので各自お察しいただきたい。

 

広告業のポリシーにおける共通点

それで、そのライトサイドの人たちが言っていることの共通点であるが、これが驚くことに「相手を思いやること、相手の立場になること」、『論語』で言えば「恕」なのである。あと、「嘘はだめ」ともある。胡散臭い広告業も、超一流くらいまで行けば、ライトサイドな考え方を基調とするのであろう。

また、「コピーは失敗できないので一発が重い」ということも非常に感じられた。これは作家や小説家と正反対と言っても過言ではない考え方である。普通の著述家は、表現を重ねて、言い方を変えて、同じことを何度も繰り返すものである。例えば、「夢を忘れず、ファンタジーを楽しむ」ということを言うために、ハリーポッターにはあれほど長い著述が必要なのである。しかし、コピーライターは、短いフレーズで、効果的にある一つのことを伝えなければならない、しかもお金をかけてCMとかも打つのだから失敗できない。

最後、いいコピーとは、「商品の取っ手になれるコピー」という言葉も、分かりやすく広告業を表現していると思った。コーヒーカップの中に入っている熱々のコーヒーがいくら美味しくても、コーヒーカップに取っ手がなければ、飲んでもらえない。コピーや広告とは、そういった意味で、「商品の取っ手」なのだ。

 

アマゾンでこの本を手に入れて 11人のプロフェッショナルの仕事から学んでみる

 

hiratakeigo.hatenablog.com

平田 圭吾のページは、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。